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ROLEX is シンプルを追求したエアキング

最古のペットネームを持つモデル

サブマリーナ、デイトナ、エクスプローラー、GMTマスターなど錚々たるネームが並ぶロレックス。エアキングというと少し聴き慣れない方もいるかもしれない。しかし、実はエアキングこそがロレックスで最初に愛称を与えられた、最古のペットネームを持った歴史あるモデルである。(※ペットネームとは品番とは別に文字盤に記載される愛称のこと)


1940年代にどのモデルよりも早く、Ref.4925として「Air-King」のロゴが文字盤上に誕生。飛行機の長距離飛行がはじまった時代に「航空業界へのオマージュ」というコンセプトで発表された。

Ref.6552などの変遷を経て1950年代に、ロングセラーとなるRef.5500が発表される。


当時はオイスターパーペチュアルのモデルの一つとして存在し、約40年も間、長きに渡り愛された。1990年代にRef.14000に大幅モデルチェンジ後、Ref.14000M、Ref.114200、Ref114210、Ref.114234と2014年まで進化を続けている。


しかし2015年のバーゼルワールドにて衝撃が走る。「Air-King」のロゴが文字盤から消えたのだ。型番が同じまま、オイスターパーペチュアル34mmとしてラインナップされることとなった。歴史あるモデルの生産終了にロレックスファンは大いに悲しんだ。

2016年に復活したエアキングRef.116900

2016年、エアキングは再び復活する。Ref.116900である。従来のエアキングとは大きく姿を変え、ケースサイズが34㎜から40㎜へ、ロゴや秒針のカラーはグリーンに、ムーブメントはミルガウスにのみ搭載されていたCal.3131となった。

オイスターパーペチュアルとしてではなく、スポーツロレックスとしてより精悍な顔つきになり復活したエアキング。従来のファンからは賛否両論あったものの、本来のコンセプト通りの、パイロットウォッチとしての機能を新たに備えたのである。


ロレックスの中ではエントリーモデルとして知られているが、廉価版というわけではなく、他のスポーツロレックスとも遜色ない。歴史あるモデルでありながらリーズナブルな価格とシンプルな装いは、長年のファンからロレックス初めて買う人にまで幅広い指示を得ている。デイト機能さえ持たない無駄を省いたシンプルさはシーンを選ばず、ビジネスからプライベートまで装着する場所を選ばない。


コロナの影響を受けず

デイトナやGMTマスターなど、価格変動が大きいスポーツロレックスの中でも。特殊な動きを見せている。ミルガウスと同等の耐磁性能を持つ確かな性能を持つエアキングだが、シンプルが故に他モデルに比べ華やかさに欠ける側面もあり、国内流通量が増えづらい。

それにより価格変動を起こしにくく、大きく上がることもないが、下がることもない。コロナウィルスの影響を受け他モデルが軒並み価格を下げる中、なんとエアキングのみ上がり続けていたのだ。

その後も順調に上がり続け、8月22日現在、80万円を超えている。

今後もエアキングの動向から目が離せない。


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