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ROLEXバイヤーシンガポール編

シンガポール編・私が以前にROLEXのバイヤーをしていた時の話をしていきます。

デイトナマラソンとはよく言いますが私は海外に行きデイトナツアーをやっていました。今は時計屋ですのでツアーは出来なくなった、と言うかしてはいけない立場ですので暖かい目でコチラを読んでもらえましたら幸いです。


バイヤーの時はひた隠しにしてた闇をこれから少しずつ暴露していきます。


っということで今回はシンガポール編です。


東京よりも小さい国シンガポール

2年程前の丁度今頃、日本は8月で真夏の真っ最中、私は数人のバイヤーと共にシンガポールに向かった。飛行機で約8時間、時差マイナス1時間。シンガポールの人口は約550万人、東京で約1000万人。気候は日本の夏の終わりくらいの気候で湿気はあまりなく丁度良い感じです。


まずはロードマップでROLEX店舗の下調べ

前回の記事(私がROLEXバイヤーだった)でも説明をしたのだが、東京はマラソンエリアは銀座・日本橋エリアで6店舗だったことに対してシンガポールでは同じ縮図サイズで14店舗である。下調べは済んでいるのでまずはホテルへ。


マリーナベイサンズへ宿泊、後に説明をするがこれにも理由がある

やはりマリーナベイサンズともなると高級車がズラリと並んでいた。我々は到着が夕方だったのでホテルにチェックインをして街を観光がてら調査、もちろん狙いの時計はまだ決まっていない。とりあえずオーチャードの方へ向かうことにした。


オーチャードエリアの表参道クラスで8店舗存在

見えますかあそこに小さくROLEXの看板が。とりあえず中に入って見ることにした。中ではもちろん撮影禁止、結果だけ話します・・・あります。簡単にありました。日本では難しい品がズラリといましたね。明日買いに来ると話をして、他の店舗も周り好調のスタートを切った。


夜はマリーナベイサンズの屋上で

何故にマリーナベイサンズだったのかと言うと、日本では無いカジノがあるからだ、バイヤーの楽しみの一つはこのホテルでゆっくりする事とカジノ。これに尽きる。



これを見よ!このスポーツモデルの山

と言う感じで翌日、数店舗をグループで周り購入、前日に商品を定めて予約をしているから1日もかからない。そして手に入れた商品がコチラ。

まだ店舗から買ったばかりなのでフェイスカバーも付いてる状態である。日本で1日でこのクラスのモデルの購入は中々難しいと思う。そして何故に冊子や箱、レザーケースが無いのかというと・・・後は皆様の想像にお任せいたします。


残った日数を遊ぶだけ遊ぶ

実際に購入なんてのは1日もあれば大丈夫だった、あとは買い付けが終了すれば、基本みんなバラバラ、カジノに入り浸ってる者もいれば、ゲイランエリアで女遊びをする者、セントーサ島に遊びに行く者、チャイナタウンで美味い料理を食する者・・・人様々だ。そこをバイヤー達は干渉しない。目的は欲しい時計さえ手に入ればもう他人。フルネームすら分からない。そして知ろうとしない。素性なんてどうでも良いのだ。


シンガポールという国に魅了された

私が住みたい国ランキングで、日本を除けばダントツの一位がこのシンガポールという国である。食もうまいし気候も良い、何より治安は日本より安全な国である。酔っ払って財布を腰からぶら下げて歩いていても犯罪なんてまず起こらないだろう。海は綺麗で街も綺麗、何も文句はない。


そしてあっという間に迎えた最終日、バイヤー達は集まって食事をする。飲んで話す会話の内容に時計という言葉は一つもない。それより何をして遊んでいたのかということばかりだ。


明日みんなバラバラで日本に帰国、そうしたらまた他人

どこかで会うことはまず無いだろう。


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