私がROLEXバイヤーだった時

最終更新: 2020年8月13日

マラソンではなくツアーだった!今だから話せる事とその裏側

私が以前にROLEXのバイヤーをしていた時の話をしていきます。

デイトナマラソンとはよく言いますが私は海外に行きデイトナツアーをやっていました。今は時計屋ですのでツアーは出来なくなった、と言うかしてはいけない立場ですので暖かい目でコチラを読んでもらえましたら幸いです。


バイヤーの時はひた隠しにしてた闇をこれから少しずつ暴露していきます。


世界で年間4万本の奪い合い

デイトナは全世界で約4万本の生産と言われています。

世界で4万本生産の内訳に数々の国があり、更にデイトナには種類も多くSS、コンビ、無垢、装飾系等、その中で欲しいSSの1本となるとどれだけ難しいのかわかります。


一つのROLEX店でデイトナが1本入る確率

その全世界の中で、日本全国に着眼して見るとROLEX店が約50店舗程と言われ、その中の1店舗で116500LNのホワイトラッカー指定となると月間1本くらい入れば良い方でしょうか、いや現実はそれすらも程遠いと思います。


コチラ東京都内で一番密集しているROLEX店舗の分布図です。

銀座を中心に6店舗が存在しています。

デイトナマラソンをするには丁度良い休憩を挟みながら、よっこいしょッてな感じです。では次に香港を見てみましょう。


これを見よ!これが香港のROLEX店の分布図である。

3倍以上の20店舗が存在

全く同じサイズで香港九龍エリアに注目。近隣にこんなにも店があればデイトナマラソンも1日で回りきる事は逆に至難の技である。汗だく休憩なしで全店舗を回れるのか否かと言う感じです。デイトナマラソンというより店舗スタンプラリー。


もうお気付きの方はいるかと思いますが、入手確率3倍以上ですね。東京のマラソンを3倍以上のペースで走っている事になります。


海外で購入した方が簡単に購入できるがリスクも大

日本国内でデイトナが入手困難になっている事は今になってのことではなく、昔から続いています、そして日々年月が経てば更に本数は少なくなり至難の行為、そこで私は確率を上げるべく海外に行くようになりました。日本では無理だなと痛感したからです。


ROLEXバイヤーをやって色々な経験をしました。

そこで5年ほど前から海外での購入を試みる事にいたしました。アジア圏内で仕入れはほぼ経験。ドバイ、香港、シンガポール、ベトナム、タイ、台湾、韓国、色々なことを経験致しました。

時計の買い付けだけでなく、そこでの出会いで得るものが本当にもの凄く大きかったです。超巨大マーケットでの仕入れ、海外バイヤーとの出会い、国内バイヤーとの出会い、ROLEX店舗のスタッフとの繋がり、並行店との繋がり、香港マフィアみたいな事務所での取引き、犯罪者、カジノ、税関問題・・・時計から学んだことの方が多いです。


バイヤーへの感謝の気持ちを忘れずに。

私は時計のバイヤーだった為に様々な経験をできたと思っております、フルネームすら分からない、ただ同じ時計を求めている仲間ならそれで良い。今こうやって小さい店舗をできた事は、海外の時計屋さん、国内の時計屋さん、そしてその根っこでは決して名前の上がらない共に汗を流してきたバイヤー達のおかげで店がやれていると感謝しています。


究極の考え方ですが、本当に欲しい時計は遠回りをしてでも手に入れるとその愛着も違うものかと。本当はデイトナが欲しかった、だけどサブマリーナだった、だけど5年使ったら愛着が湧いて次もサブが良いとか、色々なストーリーがありますよね。ふと出会ってしまった時計、そこにもストーリーはあります。


これからはそのバイヤーだった時の記事をゆっくりと書いていけたらなと思っております。

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