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新作デイトサブマリーナの動向をバイヤー目線で予想する

更新日:2020年9月2日

バイヤー目線による市場の流通と価格について考察
2020.9.1不動のサブマリーナが10年の時を超え進化を遂げた

本日サブマリーナの新作が発表され、昨日までの現行モデルが生産終了し次の世代へのバトンタッチ。このタイミングで世界の期待に応えてきた。


予想通りのデイトサブは116610LNから126610LNへ、共にノンデイト、コンビ、無垢も約10年振りのサブマリーナの進化である。


それとともに世界中の猛者どもは黙ってはいない。


では早速だが、サブマリーナの価格推移について海外ROLEXバイヤーを経験した私が、このモデルについての流通と市場価格についてバイヤー目線で堅く話していこうと思う。


日本のROLEXで並んだら買えると思うな。甘すぎる。

まずその前に、発表されたからと言って、新作発表当日に日本ROLEXで並んで買えるなんて99.9%ありえ無い。時計は奪い合いである事を忘れるな。数も限られている。


ただでさえ日本の出荷国コードは410、010のスイスから出荷され、そして究極は日本ROLEXは似て非なる定価という概念


そんな早くも日本で発売されたら世界の価格帯の破壊が起こるのは間違いない、そこはさすがはROLEX、市場の価値は世の中が決めること。

日本国内流通は来年くらいでしょうね。


まず日本へ入るルートとしては、主に二つ、海外の正規ROLEXからバイヤー経由で日本入り、もう一つは海外並行店から輸入、これしか道はない。


ただでさえ今海外が行き来できないこの状況の中、至難の技であることに間違いない、更に価値は上昇していく一方だ。


2年前のGMTマスターⅡの時を思い出せ。

2018年3月末のバーゼルワールドでROLEXが衝撃のGMTマスターⅡを発表した際、当時の日本定価は102万円位だった。


日本への流通は発表から3ヶ月後の7月くらいで徐々に姿を表していく。


上記の表は日本へ126710BLROが入ってきた頃の日本相場である。


そして国内でその価値は日本定価の二倍以上の260万からスタート。そこから流通が安定し200万台を推移していく。


ちなみに当時シンガポールでの購入額は126710blroで160万円くらいだったと思う。


まだ日本に流通前でも本当に欲しい人は手に入れたい物だった。


日本へサブが入るのは11月以降だと予想、そして価格は200万は遥かに超える

日本へ新作が入るのは11月位と予想するがそれはもちろん並行の時計である。


国内に新型サブマリーナが入るその裏では、一本の新型サブマリーナを買うためにバイヤー達は欲しくもない金無垢を抱き合わせで買ったり色々な技を用いて購入する。


そのバイヤー達の苦労が私はすごく分かる。SSを一本購入するために500万分の買い物をする的な考えだ。


バイヤーでは良くある事、特にROLEXでは上級モデルよりSSが抱き合わせの対象に良くなる。


しかし今回は不動の人気であるサブマリーナだ、しかも10年越し。

生産数ではどのスポーツモデルより玉数は多いだろう、そしてROLEXの中でのダントツの人気モデル。流通はもしかしたら早いかもしれない。



日本定価965,800円税込みの金額が日本での定価であるが、これはあくまで日本、世界の市場価格とは全く違う、そしてこの時期で日本へ入るのは困難極まりない。


価格相場も二倍以上の価値で取引されることは間違いないだろう。この時期、海外バイヤーも無理をしてでも入手し今のうちにため込み吐き出す時期は11月頃だと予想



そして忘れてはいけないのは昨日までの現行モデル116610LNの存在、これまた生産終了となり一緒に価格が11月にかけてグッとレア度が増すことはほぼほぼ確定している。


ちなみに一日で40万強の相場が上がったモンスター

同じく116610LVもモデルチェンジ、グリーンフェイスからブラックフェイスへ、ハルクからカーミットへ逆戻りをした。

(サミストリートのキャラクター)


しかし気になる所はこちら昨日まで現行だったグリーンサブがとんでもなくスッゴイ事になっていた…


昨日まで200万台だったのが今日240万台に、そしてどこにも無い。


次の世代へバトンタッチするタイミングで、まさに10年越しの一撃パンチの破壊力はハルクの名前に相応しい。

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